ぬるっと生き残りたい

自分の頭の整理のためのブログ

服の生地について

はじめに

季節の変わり目なので服を減らしたいなぁと考えていたところ、重ね着について考え始め、気がつけば生地についてそこそこググることになったため、まとめておこうと思う。
定義が明確ではないが、イメージ的にTシャツは編物(+素材:綿)で、ブラウスは織物、セーターは編物(+素材:ウール)。

生地の編み・織り

織物

経糸緯糸を交差させて織り上げる。

編物と比べると通気性が低く、シワになりやすい。
毛玉が出来にくく丈夫。

平織り、綾織り(斜文織り)、朱子織りの3つで織物の三原組織という。

平織り(ひらおり)/Plain weave(プレーン・ウィーヴ)

経糸緯糸が1本ずつ交互に交差。
模様は左右対称。
もっとも一般的な織り方。
丈夫。
目が詰まっているため薄手の生地に向き、厚手には向かない。
平面的なのでプリントや加工に向く。

  • オックスフォード
  • シャンブレー
  • ブロードクロス
  • シーチング
  • ウェザークロス
  • キャンバス
  • ジョーゼット
  • 羽二重
  • シフォン
  • ポンチ(両面織りしたもの)*1

綾織り(あやおり)・斜文織り(しゃもんおり)/Twill weave(ツイル・ウィーヴ)

糸の交差する点が斜めに走るのが特徴。
硬くなりがちな平織りに比べ、伸縮性に優れシワがよりにくい。
強度は落ちる。
厚手の生地に向く。

朱子織り(しゅすおり)/Satin weave(サテン・ウィーヴ)

美しい光沢があり、豪華な雰囲気を持つ。
滑らかで肌触りがよいが強度はあまりない。 フォーマルウェアや、洗濯表示タグなどにも使われる。

  • サテン
  • ベネシャン
  • ドスキン

その他の織り

編物

1本の糸でループを作り引っ掛けて編み上げる。 「ニット」「メリヤス」とも呼ばれる。

織物と比べると伸縮性が高く、通気性があり皺になりづらい。
毛玉ができやすい。

平編み

「天竺編み」「メリヤス編み」「ジャージー編み」とも呼ばれる。

もっとも一般的な編み方。
生地に裏表がある。
凸凹がなく、薄手でまくれ上がりやすい。
横方向に伸縮性がある。

Tシャツ、セーターなどでよく使われる。

「ジャージー(= jersey )」は、そもそも「編み生地全般」を指す一般英語名称(本来、リブやスムースなどその他の編み方の生地のことも含む英語)が、なんやかんやで編み方の基本である平編みのものを指すことになったとかならないとか。。。
「メリヤス(莫大小:大小を問うこと莫れ→伸縮性があるから大小問わずフィットします)」は、もともと靴下のことを指すスペイン語の「メディアス」、ポルトガル語の「メイヤス」が変化したと言われているとかいないとか(靴下は丸編み機での製造が多く、靴下=丸編み、丸編み代表=平編み、靴下みたいに編んだもの=メリヤス、みたいなことで、連想ゲーム的な語彙の集約・一般化ですね)。。。
シルク基本の編み組織 天竺・フライス(リブ)・スムース ~拡大写真~ |基本講座 vol.002|「よむしるく」

鹿の子編み

平編みの一種。 平編みとタック編みが交互にくる編み方。
肌にふれる面積が減り、汗の吸収・放湿度が高い。

ポロシャツによく使われる。

フライス編み

「リブ編み」「ゴム編み」ともいう。

縦方向に畝のように連なった編み地が特徴。
伸縮性が高く、平編みよりさらに横に伸びる。
平編みよりさらに横方向に向かって伸縮性が良く、端がまくれにくいため縫製しやすい。

インナーや袖口、裾に向く。

スムース編み

「インターロック編み」「ダブルリブ」ともいう。
厚みが程よく、滑らかな肌触りが特徴。 生地に表裏がない。
横方向に伸びにくいため、型くずれしにくい。
ポンチは両面編み。

サーマル編み

「ワッフル編み」ともいう。

立体的な布地のため肌にふれる面積が減り、汗の吸収・放湿度が高い。
伸縮性が高い。

印象など

編物に比べて織物の方がフォーマル感が出る。

カジュアルを取り入れつつ「きちんと」見せるには?
 2番目は、形はTシャツであったとしても、生地をメリヤスではなく、例えばシルクやウールなどの布帛にするやり方です。布帛(ふはく)とはメリヤスやニットではなく、織物という意味です。
同じアイテムでも、格上の生地だときちんと見える
 また、メリヤスやジャージー、ニット素材よりも、布帛のほうが格が上です。ニットのスーツより、布帛のスーツのほうが、カーディガンより布帛のジャケットのほうが、格が上であるということです。
コーデが「なんとなくだらしない」人が間違えていること | 女子SPA!

参考資料

素材 TODO

参考資料

用途 TODO

しわになりにくい

天然繊維の中でも、綿(コットン)、麻(リネン)、絹(シルク)は「しわ」になりやすい素材ですが、毛(ウール)は「しわ」になりにくい素材です。また、化学繊維のナイロンやポリエステルは毛(ウール)よりも「しわ」になりにくいです。
旅行中にできる服のしわはたたみ方次第!?収納方法から予防方法まで解説! | 「ソロテックス® -SOLOTEX®」ブランドサイト 暮らしは、繊維からできている。|帝人フロンティア

  • シワになりにくい生地には、反発性がある糸が使われている
  • シワになりにくい素材で代表的なのが、ポリエステル、ナイロン、そしてウール
  • 天然繊維や反発性がなく形状記憶性があるもの
  • シワになりやすい素材として代表的なのが、コットン、リネン、レーヨン、キュプラ
  • シワになりにくい作り方は糸と糸の間にスキマができやすい編物
  • シワになりやすい作り方はスキマが無いと繊維の可動域が狭くなってしまうため、高密度に織られた織物

洗濯しやすく使いやすい!シワになりにくい生地の種類と特徴 | 山冨ラボ

シワになりにくいニットの素材って? | KNITLABO BLOG

ほつれにくい

高密度であるほど繊維が密着していてほつれにくく、ポリウレタンというゴムのような伸縮性のある素材が編まれているとさらに繊維同士が密着します。また、組織が複雑であるほど糸の交錯点が多くなり、糸に毛羽があるほど繊維は絡みます。
ほつれにくい生地ってどんな生地? | maruam

生地の一覧

おわりに

私は骨格ストレートなので、ハリがあり肉感を拾わない生地がよい。
平均的に編物であるTシャツやセーターよりは織物のであるブラウスの方が似合いやすいのだろう。
服のデザインや素材も大きく影響するので1要素でしかないが…。
もし編物で生地を選ぶのであればスムース編み(ダブルリブ)がよいかもしれない。

*1:両面編みにもポンチがある