ぬるっと生き残りたい

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生命保険について

はじめに

はじめて生命保険についていろいろ調べたのでまとめておこうと思う。
あくまで保険について何も知らなかった人間が学んだ程度なので、真偽については確約できない。

情報の探し方

生命保険会社や保険代理店が公表している情報は参考になるが、公平性が微妙。*1
こちらは公平なので積極的に参考にした。
公益財団法人 生命保険文化センター

保険評価サイト

生命保険について

生活の様々なリスクに備えるためのもの。 保障期間や貯蓄性などいくつかの軸はあるが、いろいろ定義が入り乱れている*2ので自分なりにまとめる。

保障期間による分類

  • 定期保険:保障は一定期間のみ。掛金が安め。ただし更新する度にあがる。
  • 終身保険:保障は死ぬまで。掛金が高め。更新しないので掛金は加入時から変わらない。

貯蓄機能の有無による分類

  • 掛捨タイプ:満期や途中解約でお金が返らない。掛金は安め。
  • 積立タイプ:満期時には満期保険金、途中解約で解約返戻金を受け取れる。掛金は高め。

保障内容についての分類

  • 医療保障
  • 死亡保障
  • 生存保障
  • 介護保障
  • 就業不能保障

医療保障

死亡保障

  • 契約主が亡くなった時に死亡保険金が受け取れる。
  • 定期保障&掛捨だと「定期保険」、定期保障&積立だと「養老保険」、終身保障だと「終身保険」と呼ばれている?
  • 「収入保障保険」は月額で受け取るタイプの死亡保険。
  • 「学資保険・こども保険」は定期的な祝い金と満期金を受け取れる積立の死亡保険。「養老保険」の亜種のようなもの。

生存保障

  • 満期時まで生存していた場合に受け取れるもの。
  • 個人年金保険」は老後に月額で年金を受け取れる。確定申告の保険料控除で個人年金用の枠を使いたい場合に活用。

就業不能保障

一定期間以上働けない場合に保険金を受け取れる。対応する公的保障は「傷病手当金」と「障害年金」。自営業者にとって重要。*3

公的保障は何がある?

社会保険と呼ばれるもの。健康保険、年金保険、介護保険雇用保険労災保険

保障が対応する民間保険と並べてみる。

内容 公的保障 民間保険
死亡保障(長期) 遺族年金(国民年金、厚生年金、労災保険) 収入保障保険
死亡保障(一時) 遺族一時金・葬祭料(労災保険) 死亡保険
医療保障(一時) 自己負担3割(健康保険)
高額療養費制度(健康保険)
療養給付・休業給付(労災保険)
医療保険
がん保険
三大疾病保険
収入保障(長期) 障害基礎年金(国民年金 障害1~2級)
障害厚生年金(厚生年金 障害1~3級)
傷病年金・障害年金(労災保険)
就業不能保険
収入保障(一時) 傷病手当金(国民健康保険以外の健康保険)
障害一時金(労災年金)
失業手当(雇用保険)
所得補償保険

労災保険に関しては業務中に発生した時のみ保障

どのような保障が必要か?

  • 扶養家族がいる場合は死亡保障が一番重要(死亡保険、収入保障保険)。
  • がん保険罹患率が高く、治療費も高額なので多くの人がおすすめしている。
  • 会社員以外は就業不能保険・所得補償保険は重要。
  • 医療保険は健康保険が優秀なので合理的に考えると不要。特に終身。ただし、安心感が与える影響は大きい。

各人の意見

10人の保険のプロが選んだ「優先すべき保険のジャンル」医療保険や終身保険は必要?(MONEY PLUS) - Yahoo!ニュース

1位は「収入保障保険」
2位は「定期保険」
3位は「就業不能保険」
4位は「医療保険
5位は「がん保険

  • 優先すべき保障は、経済的リスクの大きいものから
  • 扶養家族がいる場合は一番のリスクが働き手の死亡 → 死亡保障
  • 扶養家族がいない場合は一番のリスクが収入がなくなること → 就業不能保障
  • 医療保障はそこまで優先度が高くない
  • がんは罹ってしまった場合の負担がとても大きいため優先度高め

保険業界で働く私が医療保険に入らない理由 | 保険の教科書

・単発の病気・ケガであれば公的な制度で十分
・長引く病気、後遺症が残る病気だと、他の保険の方が優先順位が高い
・「先進医療特約」「三大疾病特約」等の特約を目当てに入るメリットはない
・入院するなら大部屋なので差額ベッド代はいらない

ぼったくり商品にダマされるな!「買ってはいけない保険」全実名(週刊現代) | マネー現代 | 講談社(5/5)

入ってよかった保険、後悔する保険 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

あとで後悔する保険の8カ条
1. 入院しないともらえない医療保険がん保険
2. 通院に対応していない医療保険
3. 上皮内がんには1割しか支給されないがん保険
4. アカウント型や定期保険+医療特約
5. 終身保険+特約多数
6. 引き受け緩和型の高額な保険
7. 情に流されて入ったかんぽや農協の保険
8. インフレに備えられない定額保険

生命保険や医療保険、私が選ぶべき保険って? どう選ぶ? | mattoco Life

独身
病気やケガの保障(医療保障)を優先したいものです。自分が養っている人がいない場合、大きな死亡保障を考えるよりも入院や通院などの保障を考え、医療保険への加入を検討してみましょう。

「がん保険」や「三大疾病保険」は必要なのか?死因のトップ3「がん」「心筋梗塞」「脳卒中」の「三大疾病」を保障する保険の必要性と選び方を解説|節約の達人が伝授!ゼロから貯める節約術|ザイ・オンライン

【三大疾病保険のメリット】
◆「がん」と診断されたとき、「急性心筋梗塞」や「脳卒中」で所定の状態になった場合には一時金がもらえる
◆「がん」以外にも現代人に多い病気に対応でき、医療保険より手厚い給付が受けられる
【三大疾病保険のデメリット】
◆給付金の支払い要件が厳しい
◆診断一時金は何度も出ない
◆保険料が高い場合がある
◆「がん」に関する保障には待機期間がある

三大疾病保障保険とは?罹患率や必要性、実際にかかる医療費などを解説 | ナビナビ保険

  • 保険金の支払い条件は厳しめで複雑
  • 急性心筋梗塞の場合:「急性心筋梗塞によってはじめて医師の診療を受けた日より60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき」とあるが、死亡率が高まる急性期を除けば、20日前後の入院で退院し、その後は仕事に復帰することも状態によっては可能なため厳しい。

三大疾病とは?|その経済的リスクに備える保険の選び方 | くらしのお金ニアエル

がんについては診断されたことが条件なので、保険金をもらって治療費にあてることができます。しかし、急性心筋梗塞では60日以上働けない、脳卒中では60日以上後遺症が続くというかなり厳しい条件であること、条件に該当したとしても60日以上たってからでないと保険金を受け取れないことから、治療費に活用するという観点からはがんの場合に比べ役に立ちにくいといえます。

20代・30代の保険料の平均は? 家族構成、年収別の「ちょうどいい保険料」はいくら? - マネコミ!

【事例1】20代独身男性Aさんの場合
ライフステージで考えた場合、Aさんは独身ですから、主に心配すべきは自分が働けなくなった場合の生活の保障となります。
Aさんは会社員ですから健康保険(社会保険)も充実しており、傷病手当金などを受け取ることができます。しかし年齢が若いため、十分な貯蓄がないと考えられるので、病気やケガに対する備えを別途検討したほうが良いかもしれません。
そこで、まず加入を検討したいのが、医療保険や就業不能保険です。
【事例2】30代独身女性Bさんの場合
ライフステージ別で考えた場合、Bさんは独身ですから、主に心配すべきは自分が働けなくなった場合の生活の保障となります。
会社員なので健康保険(社会保険)で、一定の保障があることに加え、30代という年齢や年収を考えれば、病気やケガのリスクに備えるための貯蓄も、ある程度はあるかもしれません。
そこで、がんのように、自由診療の範囲が多い大きな病気への備えを優先しても良いと思います。がん保険に加入すれば、一時診断金としてまとまった金額が受給できるので、治療の援けになるサプリメント類の購入費用に充てることも可能です。

就業不能保険とは?知っておきたい保障内容と必要性 | 保険の教科書

  • 会社員が働けなくなったときには、1年6ヵ月の間、給与の約2/3にあたる「傷病手当金」が受け取れる
  • 働けない状態であるということは、普段の生活費に加えて治療費が余計にかかる分、いつもより出費が多くなっている可能性が高い
  • 働けなくなった場合に、長期的に補償を行うのが障害年金。障害状態に至った病気・ケガの初診日から1年6か月後に申請を行い、審査などを経て支給が開始される。

いざという時に困らないために。就業不能保険の給付金の支払い条件を確認 | アクサダイレクト生命保険(医療保険・がん保険・死亡保険)

  • 支払いの対象外となるケースがある。妊娠・出産、精神疾患、障害等級に該当
  • 就業不能保険は、働けずに収入が止まったら、家計が維持できなくなる人が備えたい保険
  • 自営業、フリーランス、住宅ローンの返済や子どもの教育費など家計の固定費が多く余裕のない人向け

無料保険相談やココナラでFPに質問した回答

  • がん保険や三大疾病保険だと補償範囲が狭いため、医療保険の方が融通がきく(FP Aさん)
  • 若いうちに基本保障のみで医療保険の終身に入っておくのはあり(FP Aさん Bさん)
  • がん保険の実費保障はおすすめ(FP Aさん Dさん)
  • がん保険の実費保障は定期保険で掛金が上がるのでおすすめしない(FP Bさん)
  • 医療保険の補償内容が大きく変わることはそこまでないと思うが、がん保険はこれから大きく変わる可能性が高いため終身にしないほうがよい(FP Cさん)
  • がん保険はこれから治療が進歩し補償範囲も狭まるだろうから今のうちに終身に入ったほうがよい(FP Bさん)
  • 就業不能保険は給付の条件が厳しいためあまりおすすめしない。(FP Dさん)
  • 就業不能保険が必要なのは自営業や時給・日給で働く人。扶養家族がいる人。(FP Dさん)
  • 保険は特約でつけた方が掛金が安くなるのでおすすめ(FP Cさん)
  • 入院日数は短くなっているので日額よりは一時金特約で盛ったほうがよい。(FP Aさん Cさん)
  • 手術給付金をしっかり見たほうがよい(FP Bさん)

医療保険不要派

医療保険に入るべきか否か。必要性・不要理由を業界人が解説 - The Goal

なお、長期入院に対応する保険としては、就業不能保険という保険もあります。しかし、長期間にわたって就業不能に陥るケースでは、障害年金1級の受給が想定できます。 自営業者・会社員のいずれも、障害等級が1級レベルであれば国以外に都道府県や市区町村の補助も出ます。公的社会保障で細々と生活することは可能です。 高額療養費が大々的に改悪される状況は、日本がいよいよ「詰み」へと向かう状況であり、許容できない高インフレが進行している可能性が高いです。1入院5000円・1万円といった医療保険はあまり役に立たなくなっているでしょう。

医療保険必要派

医療保険に入らなくても、貯蓄でまかなえるという話を聞きました。医療保険に入らなくても、老後の医療費は大丈夫でしょうか。|保険の無料相談・見直しなら保険クリニック【公式】

また60代のはじめには、3000万円程度の貯蓄がある方でも、80代に入ると貯蓄が数百万円まで減っているのはよくあるケース。「入院するたびに、数万円ずつとはいえ、貯蓄が減るのは気が滅入る」と言われたり、「この先制度が変わって、医療費の自己負担が増えそうでコワい」などとも言われます。

大人気「医療保険」、加入前に知っておくべき「3つのトレンド」と「注意点」(黒田 尚子) | マネー現代 | 講談社(1/5)

最近の医療保険のトレンドだが、キーワードは「入院期間の短期化」「がん・循環疾患への対応」「通院治療の増加」の3つが挙げられる。 医療保険本来の意味を考えると、経済的に困窮するのは、入院が長期化したとき。全体的に入院期間は短期化しているものの、前掲の調査によると、例えば骨折の場合、18.5%が入院日数60日を超える。 保険料を抑えるために、30日型や60日型を選んでいる人は、1入院あたりの日数のカウントにも注意が必要だ。

「医療保険不要論」を鵜呑みにする人たちが、見逃している「重大な事実」(黒田 尚子) | マネー現代 | 講談社(1/7)

通院や在宅医療など幅広く保障されるのはありがたいが、やはり「入院」がトリガーになるのは同じである。 具体的には、非正規雇用で働く世帯、自営業・自由業者、シングルマザー、預貯金がない世帯(おおむね生活費×3カ月~6カ月以下)、住宅ローン・子どもの教育費等の固定費を妻のパート収入でまかなっている世帯などである。 FPとして、保険料負担のことを考えると、不安感をあおって過剰に保険に加入するようなお勧めなどしたくない。 しかし、「医療費の大部分は、公的制度や預貯金で賄えるし、医療保険は元が取りにくい商品だから、入らなくても良い」と言い切れるほど、病気になった場合の経済的リスクは甘くない。

医療保険その他意見

保険会社が教えたくない医療保険の選び方まとめ!業界人が激白 - The Goal

短期の入院は数十万円の貯金があればOKです。ただし、「大数の法則を超えて、自分が全く異なる病気や怪我で短期の入院を頻繁にする」ことが心配で仕方がない場合や、100万円の貯蓄もなく入院代を払うことすら困難な場合は医療保険が必要です。 イメージ的には、終身医療保険は状況に変化がなくて永住できればいいが、そうではないと大損する可能性がある持ち家、定期医療保険は状況の変化に柔軟に対応可能な賃貸に似ています。

ついに混合診療(患者申出療養)が解禁!医療保険の重要性が上昇 - The Goal

特約扱いになって中途付加できればいいですが、それができない場合は現在の混合診療未対応の医療保険は陳腐化します。 入院が切迫した現実的脅威になっている50~60代ならともかくとして、若年層であれば、特に今は医療保険に入るのであれば、共済や定期医療保険で様子を見るのが無難だと考えます。

医療保険の見直しタイミングは30~40代!?見直しの必要性と保険の選び方 | おかねの無料相談・見直しはお金のプロ(FP)に | マネードクター【ナビ 】

●終身医療保険をおすすめする人とは
以下に該当する人には、終身医療保険をおすすめする。
・保険料が上がらないタイプの保険に加入したい
・老後に高い保険料を支払う自信がない
・ライフステージに関係なく、入院や手術をした場合に掛かる出費をある程度カバーするための「ベース」としての保険が欲しい
・自営業など、現在の収入を維持することに不安がある
・健康状態が悪化しても継続して保障を受けられる保険が欲しい

●定期医療保険をおすすめする人とは
以下に該当する人には、定期医療保険をおすすめする。
・若くて収入が少なく、保険料を安く抑えたい
・家のローンがある、子どもが小さいなど、一定期間に限定して手厚い保障を得たい
・医療制度や公的制度の変化に合わせて、一定期間ごとに保険内容を見直したい
・既に終身医療保険に加入しており、プラスアルファの保障を検討している

その医療保険本当に必要ですか?~健康保険と障害年金を忘れないで!~ | 2018年5月号 | バックナンバー | 四国電力広報誌 ライト&ライフ

「貯蓄を取り崩す」と決めたら、「医療保険に入ったつもりの医療用の貯蓄口座」をつくって積み立てるようにしましょう。一方、「医療保険で賄う」と決めた人は、入院日額5,000円をベースに検討します。

あなたの医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる! | その「保険」の弱点を知ってますか?

医療保険に入らないくてもOKな人の条件

  • ある程度の貯金がある人
    医療費と生活費の持ち出し、約1年分240万円程度がいつでも自由になることが一つの目安だろう。
    病気を乗り越えた段階ですっからかんになってしまい、他のリスク(リストラなど)に対応できない。
    そのため、500~1,000万円程度は持っている方がベター。
  • 給与の「2/3以下」で生活が出来ている人
  • 全て自己責任と覚悟出来る人→一番大事

(4) 医療保険は不要という考え方 ─ 5. 医療保険、がん保険、介護保険 ─ わたしを守る「生命保険」|知るぽると

*1:月掛金は年収の5~7%とか…

*2:定期保障の死亡保障を「定期保険」と呼んだり、定期保障の医療保険を「医療定期保険」と呼んだり…

*3:就業不能保険は必要ない?働けないリスクにどう備えるか、保険のプロが徹底解説 | リクルート運営の【保険チャンネル】